今回は低い丸椅子を作りました。

今日は大天板を使って椅子を作ります。
幅800㎜×長400㎜×厚80㎜、分厚くて大きいです。
樹種はセンダンです。
木取り:チョークで材料取りの墨付けを行います。
少し大きめに描きます。

楔と玄能で割裂製材を行います。
通常の製材は帯鋸というノコギリを使います。
割裂製材は材料の木目に合わせて楔を打込み割っていく方法です。
大鋸と平鉋が入ってくる前の、最も原始的な製材方法です。
繊維に反って使うので目切れが無く強いです。

角物で木取りした後、旋盤で丸く挽きます。

仕上げ鉋を掛けると、杢が浮かび上がってきます。

南京鉋を使って座板のRを整えて行きます。

四方反鉋を使って、座繰りを行います。

パーツが出来上がったので、接着に入ります。
座板も杢がかなり出ています。

ボンドをシッカリ塗って組み上げます。

はみ出したホゾや楔を切り揃えます。

足の水平カットを施したら、完成です。