中村理木工所

『天然・指組・漆塗』 自然が生み出す流れに乗って、 千年先まで続くモノ作りを目指しています

   

楠の森にて



夕刻

その場所に
佇むと

僅かな時間に
陽は傾き

ゆっくりと
空気が動いた


まだそこへは
遠いけれど

一歩
足を踏み出してみる



目だけは一人
クスの森を
掻き分けて

秋の風と
話していた

chimitsu
中村理木工所

金桑 桑の実 木と漆のランプ



桑の実が
青から赤へ
赤から黒へと
熟れて行くのを
追いかけて



桑のランプに
漆を重ねました

硬い
金属質の杢を
輝かせる桑

その実は
山のモノ
とは思えぬ程
甘く

余韻なし


木と漆のランプ
金桑

chimitsu
中村理木工所

木と漆のランプ 黒柿



黒柿を
轆轤に掛けて
ランプシェードを
削り出しています

削り行く程に
消えて行く黒もあれば
中から出てくる黒もあります


強い黒が
鉋屑に吸い取られ
墨筋が
最後に現れます

未練は微塵も
感じさせない
一筆は

削り落とす手を
止めさせます


突如として
現れる
出逢いと

爽やかな
余韻の
黒柿です

chimitsu
中村理木工所

姫路アーティストフェスティバル



姫路アーティストフェスティバルに
参加させて頂きました

今年もまた
再会と
出逢に
恵まれました

ありがとうございました


つむじ風の折は
たくさんの方に
助けて頂きました

ありがとうございました


奥様とお子様と
お越しになられ
身を呈して
作品を守って頂いた旦那様

ありがとうございました


皆様に頂いた力を
作品に込めて

また
制作に励もうと
思います


本当に
ありがとうございました

.

木と漆の燭台



夜に
夜を意識するのは
燭台に
火を灯す時

灯芯に
マッチの炎を当てがい
蝋が気化するのを待ち
火を移します

小さい火は徐々に
共に成長して
影のエッジを際立て始めます

瘤のヒダは深くなり
炎に合わせて
杢は揺らぎます

食卓と
森の夜を
火が結びます

玉虫の海 木と漆のランプ



自然の生み出すものは
不思議です

削り出して
染めて

浮かび上がる
形に
手が止まります

ゆっくりと
傾いて
光の入り方を変えながら

海に
潜って行きます

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