中村理木工所

『天然・指組・漆塗』 自然が生み出す流れに乗って、 千年先まで続くモノ作りを目指しています

   

テーブル天板の重量計算

今回はテーブル天板の重量計算(概算)です。
やり方は簡単、

体積×比重×1000(kg)

を計算するだけです。

それではやってみましょう。


板のサイズは、
長さ1.2m×巾80㎝×厚み6㎝です。

この単位をメートル(m)に揃えると、
1.2×0.8×0.06 になります。
電卓で計算すると、
1.2×0.8×0.06 = 0.0576になります。 

これがこの一枚板の体積、
0.0576㎥ です。

これにこの木の比重0.6を掛けると重さが出ます。
(この比重は樹種により決まっています※)
0.03456トンです。
分かりやすくするために、
1000を掛けてキログラム(kg)に直すと、
34.56kgとなります。
つまりこの板の重さは、
35kgです。

厳密には木の乾燥具合で変わってきます。
概算を出すだけなら簡易計算で充分です。



おさらい
木の重さ=      体積           × 比重 × 1000(kg)
               =1.2×0.8×0.06 ×   0.6  ×1000
               ≒35 kg



※比重について
比重は樹種により異なります。
ざっくり分けると、
広葉樹は重くて > 針葉樹は軽い です。
概算での比重は、
広葉樹0.7
針葉樹0.4
にて計算します。






天板(巾1.3m×厚15㎝)の製材

今回は天板の製材です。
巾1.3m×厚15㎝。大きいです。
重量は約270kg。
テーブル天板の重量計算はこちら
これを厚み6.5㎝の天板にします。


高さ1.4mが挽ける大型製材機にセットします。
製材機の限界値に近くなってくると、
セットの仕方も重要になってきます。
これだけダイナミックな帯鋸を、
1/10㎜で制御します。


この板は10年以上天然乾燥されたものです。
乾燥収縮によりウネリが出ています。
これをスリナオシで取り除きます。
レーザーで面の照準を出し、板を据え付けた後、帯鋸で削ぎ落とします。



平面が出た所で天板を裏返し、
基準面を製材機に据え付け、
ここから6.5㎝づつスライスして行きます。


LowStool 一枚の厚板から丸椅子を作る 製作工程

今回は低い丸椅子を作りました。



今日は大天板を使って椅子を作ります。
幅800㎜×長400㎜×厚80㎜、分厚くて大きいです。
樹種はセンダンです。

木取り:チョークで材料取りの墨付けを行います。
    少し大きめに描きます。


楔と玄能で割裂製材を行います。
通常の製材は帯鋸というノコギリを使います。
割裂製材は材料の木目に合わせて楔を打込み割っていく方法です。
大鋸と平鉋が入ってくる前の、最も原始的な製材方法です。
繊維に反って使うので目切れが無く強いです。


角物で木取りした後、旋盤で丸く挽きます。


仕上げ鉋を掛けると、杢が浮かび上がってきます。


南京鉋を使って座板のRを整えて行きます。


四方反鉋を使って、座繰りを行います。


パーツが出来上がったので、接着に入ります。
座板も杢がかなり出ています。


ボンドをシッカリ塗って組み上げます。


はみ出したホゾや楔を切り揃えます。


足の水平カットを施したら、完成です。



黒柿のお盆の木取り



黒柿の無垢一枚板を使って、
盆の天板を木取り中です。

黒柿は不思議な木です。
100年以上の老木の中でも、
黒くなるものは少なく、
その発生率は1/1000を下るとも言われています。
黒くなるのは、
柿渋のタンニン成分に由来する、
とも言われていますが、
多くは謎に包まれている不思議な木です。

そんな貴重な黒柿を、
今回は、
無垢の一枚板でお盆にします。


蒸籠(せいろ)


今回は蒸籠(せいろ)を作りです。

まずは木取り。
今回は樺の無垢板を使用します。


仕口に蟻加工を施します。
水蒸気によりスチーミングされますので、
加湿と加温による変形の制御と、
中の密封性を狙っています。
他国ではスライディングダブテイルと呼ばれます。
鳩の尻尾がスライドするという意味です。
スライドすることにより、構造的にきつく締め上がって行きます。


底板二枚の継ぎ手を実継ぎとして、
その二枚の底板に側板を滑り込ませます。


最後に2枚の側板に、両端蟻とした側板小を落とし込みます。

黒柿の平皿


黒柿の平皿 ができました。

  用途   菓子皿 お茶受け
  縦横高  約87×87×4.5(㎜)
  樹種   黒柿
  仕上   荏胡麻油

仕上げは荏胡麻油を使ったオイルフィニッシュになります。


しっかり黒の入った黒柿の厚板を、
真ん中で鋸挽きして二枚にスライスしました。



元々一枚の共材ですので木目が通っています。

それでもよく見ないと分からない程、
黒がやんちゃに走っています。
この黒柿は製材後、
通風のある倉庫の中で、
15年間の天然乾燥されてきました。




ケヤキの無垢板



ケヤキ 欅 の無垢板が入ってきました。
杢出てます。

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